2012年12月28日金曜日

年末年始営業のご案内

皆さんこんにちは!
年末年始の営業についてご案内させていただきます。
 
12/30(日) 10:30-18:00
12/31(月)休業
1/1(火)休業
 
1/2(水)9:00-18:00
ポイント2倍★
 
※1/14(月)まで
 
1/3(木)からは通常営業
11:00-20:30(水曜のみ19:00まで)
 
皆様の御来店をスタッフ一同心よりお待ちしております!
 
COOLCAT 谷井
 


2012年12月27日木曜日

How to 動画


吉田カバンのHPにて、メッセンジャーバッグのストラップの調節方法、
パッカブル仕様のバッグの畳み方、カバンのメンテナンス方法が動画で紹介されています。
年末の大掃除と兼ねて、お持ちのバッグもお手入れしちゃいましょう!

ブラシや撥水スプレーなどをお求めの際はぜひご相談ください。
当店のWEBサイトでも販売中です!

COOLCAT 塩田





2012年12月23日日曜日

カラフル タテマチ クリスマス



あと2日でクリスマス・・・

当店もプレゼント選びのお客様にお越しいただいております。
お客様とご一緒にプレゼントを選ばせていただくたび、クリスマスの日の
お二人を想像し、あたたかい気持ちにさせていただいいてます。

さて、タテマチでは今
『カラフルタテマチクリスマス』(~24日)
というイベントが開催中です。


スクラッチ抽選会ではタテマチでのお買上げレシート3.000円分ごとに
一回の抽選ができます!
その場で削っていただき、当たりがでると1万円・5千円・1千円のお買物券、
特賞が出れば「輪島ペア宿泊券」となっております。



そして・・・このスクラッチがはずれてしまっても大丈夫!
明日23日(日)はWチャンス抽選会も開催されます!!
なんとこちらは最高10万円分のお買物券プレゼントです!!
16:00~タテマチ広場にて開催です!




23日(日)はタテマチ広場にて門前そばのふるまいもあります☆


詳しくはこちら www.tatemachi.com




皆さま是非お越しください!
お待ちしております。






2012年12月11日火曜日

修理するにはワケがある。


11月下旬頃、あるご夫婦のお客様が御来店されました。
しばらく店内をご覧になっていたのですが、あるカバンを手に取られ、
旦那様とお話をされていました。

そのカバンは前の記事で取り上げたタンカーのショルダーバックです。
ふと奥様のお持ちになっているカバンを見るとご覧になっているものと同じカバンでした。

やはり慣れたカバンが一番使いやすいということで、
同じものをもう一度お買い上げくださるお客様も多くいらっしゃいます。
その奥様もそろそろ新調されるのかな・・・・と思ったのですが、
仰られたのは予想外の言葉でした。

奥様はきっぱりと「修理お願いします。」と仰られたのです。

奥様20年程前、東京に住んでおられた時にそのバッグを購入されたそうで、
その後ご結婚され金沢へと来られ、その間いつもそばにそばに
そのタンカーのバックがあったと仰っておられました。

同じデザインの新しいものを買おうかどうしようか・・・
と悩みつつ御来店されたのですが、実際に見てみると御自身がお持ちになっているカバンとは
別物のように感じたそうです。

壊れたものを修理、修繕して再び使うことは誰しもが行うことだと思います。
祖母や母から受け継いだ着物を自分用に仕立て直す、
愛車を修理に出すなど、皆さんも色々なものを修理してまたお使いになっていることと思います。

新調するのではなく修理される理由は大きくわけて2つ、
1つは着物や骨董・希少価値の付いたもののように他に代わりのものがないもの、
もう1つはクルマのように簡単に買い換えることの難しいものだと思います。

当店でお受けしているカバンの修理もファスナーや糸のほつれなど簡単なものであれば
新しく同じ商品をご購入いただくよりずっと低価格で済ませることができます。

        しかしこの奥様のタンカーの場合、20年使われていたということもあり、
修理箇所が多く、もしかすると新しくお買い求めいただいたほうが安く済むかも・・
という状態でしたので、その様に説明させていただきました。

旦那様も「良い機会だし買い換えれば?」と仰ったのですが、
奥様はやはり修理されることを選ばれました。

目の前にある新品は、例え同じ機能を満たすものであっても、
奥様にとっては全く別物なのだなとその時感じました。

20年の年月を過ごすうちにだんだんと奥様にとって他に代わりのない、
かけがえのないものになっていったのではないでしょうか。

 

とても心に残ったエピソードでしたので、ここで紹介させていただきました。
新しいカバンを買ったときの浮き足立つような気持ちも好きですが、
愛着のあるカバンを修理して共に過ごしていくのも良いなと感じた出来事でした。

当店では吉田かばん、その他取扱いブランドの修理をうけたまわっております。
只今、全国からの修理需要がメーカーに相次いでおり、修理内容によりましては、
完了まで二・三ヶ月お待ち頂く場合もございます。

お見積り後、修理をスタートさせていただくことも可能でございます。

お気軽にお持ちください。

みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

COOLCAT 谷井

2012年11月26日月曜日

スタンダードとしての再定義 “タンカー編”

皆さんこんにちは。
いつもご来店くださりありがとうございます。

今回より始まるクールキャットのblog、まだまだ手探り状態ではありますが、
少しづつお店の軌跡として積み上げていきたいと思っております。

まず最初はポーターの名シリーズ“タンカー”について。
このタンカーについては、既にお持ちの方も多いでしょうし、
ちょっと検索してみると素材をはじめ様々な情報が表示されます。


なので、ここではスタッフの自己紹介?として、ポーター“タンカー”私事情から書いてみます。

まず、私塩田とタンカーは誕生年がほぼ一緒です。
しかしながら、そのタンカーを初めて目にしたのは15歳くらいでしょうか、中学生でした。
今でこそいわゆる定番として珍しくはありませんが、
当時、「フライトジャケット(MA-1)がバッグになっている!?」と驚き、
すぐに買いに走ったのを憶えています。

もしMA1を知らずに先にタンカーに出会っていたならば、
また見え方が変わっていたかもしれませんが、
素材が本来の目的、運命を楽しく見失ってしまったかのようなインパクトは
忘れることができません。

そんな私よりもずっとずっと先、タンカーが誕生した頃からの愛用者のコメントに、
「それまで男性が仕事以外に日常的にバッグを持つという意識が無かった」ともありますし、
幾人かのインフルエンサーによって、ファッション業界を起点に人気が飛び火。
物自体に留まらず、その現象自体がカルチャーだったのだと思います。

では、タンカーは過去の流行だったのか?

私個人としての応えはYESでありNOでもあります。

なぜなら、自分にとってラルフローレンのポロシャツ、
セントジェームスのカットソーのような存在だから。
着たい周期,、持ちたい周期を巡らす、生活道具のスタンダードです。

国内カジュアルバッグの分野において、そのような感覚で所有できるものは、
まずタンカーが浮かびますし、これからもそれは変わらないと思います。
また、「フライトサテン=ウェア」という概念を見事に崩した誕生の所以を追うとすれば、
バッグ界に留まらず、ファッション史、デザイン史にも残る傑作ともいえるのではないでしょうか。

それなのに皆の目にスタンダードとして映る、
ファッション・アディクトな人がクタクタに使い込んでもカッコ良く、
小さな子供と手をつないだママが持っても、とってもラブリー。

日本製、テクニクスのレコードプレイヤーをはじめ川崎和男の車椅子といった
アイテムがニューヨーク近代美術館MoMAに収蔵されていますが、
もしかするとタンカーがそこに加わる日も近いかもしれません。

そして、それが孤高じゃない。

そんなときがきても、ずっとみんなの暮らしに寄り添っているのがタンカーだし、
いろんな人のオリジナリティに寄り添ってくれるのがタンカー。

だからこそ、老若男女、クールキャットにもタンカーを求めて来て下さる
お客様が後を絶たないのでしょう。

ちょうど来年で30年目を迎えるタンカーシリーズ、
私共も敬意を込めて皆さまにお渡しし続けていきたいと思います。

これからも本blog共に宜しくお願いいたします。

COOLCAT 塩田浩幹